お使いになる前に
内容物
- Aurender W20SE本体
- AC電源コード
- 製品保証書
- USBドングル(オプション)
※ iPadやデジタルケーブルは含まれません。
dCS製品にはオプションのドングルが用意されており、ワードクロック周波数の自動制御が可能です。
Constellationのプリアンプを使用して、Aurenderアプリを介してボリュームとソース選択をコントロールすることができます。
MSB Technology社のDACクロックとの接続には、MSB社の「Prol25 to Clock」モジュールをご使用ください。
停電時の保護
オーディオ回路用のLiFePO4バッテリー電源は、無停電電源装置としても機能します。急な停電が発生しても、Aurender W20は安全にパワーダウンします。
製品を安全にお使いいただくために
W20SEのセットアップを行う前に、以下の注意事項をよくお読みください。
- 製品を落として内部損傷を与えないようにしてください。
- 製品を分解しないでください。
- データが損傷しないように、aurenderは磁気から離してください。
- 製品を油、埃、高湿度,煙にさらさないでください。
- 通気孔を障害物でふさがないようにしてください。
- 清掃は柔らかい布で行ってください。水やその他の液体が触れないようにしてください。
- 修理は認定業者が行います。認定業者以外が修理を行った場合、保証は無効となります。
- 激しい雷雨や長期間使用しない場合には電源コードを抜いてください。
- 電源を落としてから電源プラグを抜くようにしてください。
- ケーブルを接続したり取り外したりする場合には、必ず電源を落としてください。
ハードディスクは本来的に自然故障をする可能性がある製品です。音楽ライブラリーは定期的に別の記録機器にバックアップを取るようにしてください。ハードディスクが破損した場合、Aurenderおよび総輸入元は失われたデータに対しての責任は負いません。これは、ハードディスクのメーカーは保証規定に基づき故障したハードディスクを交換しますが、データの損失に対しての補償は行わないためです。
設置
- 平坦、水平で安定した台に設置してください。
- 暖房機等の熱源から離して設置してください。
- aurenderの上に他の製品を重ねないでください。
- 周囲に排気用のスペースを確保してください。
- 密閉状態となるキャビネット内に設置しないでください。
本体前面および背面
前面
- 電源ボタン
–デフォルトの設定では、このボタンを押すことで電源のオン/オフが可能です。
W20SEでは、アプリから設定により本ボタンの機能を切り替えることが可能です。
スタンバイモードに切り替えるには,Aurender Conductorアプリケーションで,「Settings」の中の「Server Menu」を選択し、一番下までスクロールして「Standby On/Off」ボタンを設定します。
スタンバイモードでは、このボタンでスタンバイ状態にしたり、スタンバイ状態からの瞬時復帰を行います。
スタンバイモード設定時に電源を完全に落とすには、電源ボタンが点滅を始めるまで押したままの状態にします。点滅が始まった後に手を離すと、電源が切断されて点滅がとまります。 - 有機ELディスプレイ
–ディスプレイに表示される項目については、ディスプレイメニューについての項目をご参照ください。 - ディスプレイメニューボタンについて
–ディスプレイメニューボタンを押すと、楽曲情報、青色のレベルメーター、茶色のレベルメーター、プレイリストの4種類の表示オプションを切り替えられます。
デバイスの情報表示を見るには、表示が点滅するまでボタンを約3秒間押し続け、ボタンを離してお待ちください。サーバー名、LAN/Wi-Fiの状態、IPアドレスなどの詳細が表示された機器情報表示が表示されます。通常の表示に戻る場合は、再度ボタンを押してください。電源ON/OFF時には「Aurender」と型番「W20SE」が表示されます。
本体ボタンでのプレイリスト/楽曲選択
プレイリスト表示の際には、フロントパネルディスプレイの右側にある4つのボタンを押してプレイリストと曲を選択することができます。- ボタン5と6でプレイリスト間をスクロールし、 ボタン3でプレイリストを選択します。
- プレイリストを選択した後、もう一度ボタン3を押すと再生を開始します。プレイリストを選択したら、ボタン5と6を使って、選択したプレイリスト内の曲を選択することができます。
- 再生・停止ボタン
このボタンを押して、キューに入っている曲の再生を開始または停止します。 - 前曲ボタン – 押すと前曲にスキップします。
- 次曲 – 押すと次曲にスキップします。
背面パネル
- 主電源スイッチ
スイッチ上部を押してオンにし、スイッチ下部を押してオフにします。
※リアパネルの電源スイッチを使用して電源を切る場合は、フロントパネルの電源スイッチを操作して完全に切れたことを確認してから行ってください。
異常なシャットダウンや、待機中にリアパネルの電源ボタンを使用すると、ディスプレイに「システムをチェックしています」というメッセージが表示されることがあります。 - AC Power Socket
AC電源コードを使用して電源/コンセントに接続します。 - USB Audio Class 2.0専用出力端子
USB DACとの接続専用に特別に用意された端子です(5V/1A)。
この端子は、使用しない場合はオフに設定可能で、S/PDIFのクオリティーをさらに高めることが可能です。 - AES/EBU XLR出力端子1
AES/EBU入力を備えたD/Aコンバーターとの接続用です。 - AES/EBU XLR出力端子2
AES/EBU入力を備えたD/Aコンバーターとの接続用です。W20SEでは、デュアルAES /EBU接続に対応したD/Aコンバーターと接続する際にデュアルワイヤーモードを備えています。
また、それぞれの端子をシングルモードで使用することも可能です。 - 光デジタル出力端子 – 光入力との接続用です。
- 同軸RCA出力端子 – デジタル同軸(S/PDIF)入力との接続用です。
- 同軸BNC (S/PDIF) 出力端子- デジタル同軸(BNC)入力との接続用です。
- 同軸BNCワードクロック入力端子 – Word Clock入力用端子です。
- USB端子 – このUSBポートはUSBメモリーからのファイルコピーにお使いいただけます。また、dCS製マスタークロックなどとの同期のためのRS232Cドングルとの接続にもお使いいただけます。RS232Cドングルは、サンプリングレートを自動的にdCS製マスタークロックに送ることができ、様々なサンプリングレートのファイルを再生しても自動的にWord Syncを有効にしたままお使いいただくことを可能にします。このポートはUSB DACとの接続用にはお使いにならないことをお薦めします。
- USB端子 – 上記10.USB端子と同様の機能です。
- ギガビットイーサネット端子 – ネットワークとネットワークアタッチトストレージ(NAS)機器との接続用です。ネットワークとNAS(Network Attached Storage)デバイスに接続するためのものです。AurenderはNASから音楽をストリーミングすることができます。Aurenderの電源を入れる前に、ネットワークルーターへのイーサネットケーブルを接続しておく必要があります。
他の機器との接続
W20SEを以下のように設置してください。
- 付属電源コードを付属の箱から取り出していください。本体背面の電圧表示が現地の電圧に適合するかご確認くださ
- インターネット接続設定済みの無線LANルーターをご用意ください。ルーターと本体をイーサネット(LAN)ケーブルで接続してください。
- DACまたはDAC内蔵でデジタル入力端子を持つ製品との接続には、デジタルケーブルをお使いいただけます。
- もしワードクロックジェネレーターをお持ちの場合には、ワードクロック信号をワードクロック入力端子(BNC)経由で入力してください。
- もしdCS製のDACおよびワードクロックジェネレーター、Constellation Audio製のプリアンプ、MSB Technology製のDACをお使いの場合には、USBドングル(オプション)を使ってこれらの機器と連携することができます。接続方法の詳細につきましては、ご購入の販売店までご相談ください。
接続時のご注意
オーディオケーブルを接続する前に、まず、すべての機器がアース付きプラグとアース付きソケットでアースされていることを確認してください。また、オーディオケーブルやデジタルケーブルを接続する前に、すべての機器の電源を切ってください。
機器がアースされていないと、機器間の電位差がオーディオケーブルを介して電圧サージを引き起こし、D/Aコンバーターやその他の機器の高感度の回路を弱め、最終的に損傷させる可能性があります。